年齢を重ねるごとに仕事に対してのプレッシャー、部下のマネジメント、家庭での子育てと多くのストレスを抱えるようになりました。特に家庭と仕事の両立をずっと考えてきた自分にとってはあまり自分自身の時間を持つという発想もなく、仕事と家庭でのやるべきこと、やらなきゃいけないという重圧感は常に自分の中にあったと思います。
そのようなときにさらに仕事での異動によるあらたな環境での家庭との両立はかなり重みとなっていました。そんな様子を見ていた妻が自分の時間をつくる、趣味を持つなど考えてみたらという何気ない言葉をかけてくれました。
もちろん妻にもそれなりの苦労があった中、その言葉に甘えるようにやりたいことを漠然と考えるようになりました。
たまたま近くに渓流釣りをやっている方がいたので、試しに一度行ってみようかなと思い、お願いしてみたところ、快く連れて行ってくれました。
はじめは全く釣れませんでしたが、逆に自分の力で釣ってみたいという気持ちを持ち、教えてもらったことを基礎に自分でもいろいろとコツを調べてみました。
そうするとなおさら試したいという気持ちが強くなり、何回かはその方と一緒に教えてもらいながらやっていましたがそのうち自分で行くようになりました。
今では渓流釣りが楽しみで他のやるべきことをいかに効率的に終わらせて自分の時間をつくるかということを考えるようになりました。
結果的にすべてが前向きに行えるようになり、今では渓流釣りのない生活は考えられないです。一つ残念なのは子供があまり渓流釣りに興味を持ってくれないことですが。
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