私がやっているストレス解消法は、マインドフルネス瞑想です。マインドフルネス瞑想というのは目を瞑って座り、ひたすら自分の呼吸に集中するだけというとてもシンプルながら科学的にも効果が認められている瞑想方法です。
僕がこれをやるのは会社で理不尽に怒られたときです。例えばAさんという上司から教わったやり方で仕事をやっていると、Bさんという上司がやってきてそんなやり方ではダメだと怒られるなど自分ではどうしようもないことで怒られるとかなりストレスがたまります。
すぐには家に帰れませんので、とりあえずトイレに行って座りながら呼吸に集中するだけでマインドフルネス瞑想ができます。ひたすら呼吸に集中していると頭のなかが静かになっていき、怒りの感情やストレスがだんだん収まってきます。しかしながらまたストレスが沸き上がってくることがありますので、そのストレスの存在を認めてやりながらまた優しく呼吸にフォーカスするとストレスが小さくなっていきます。
実際にマインドフルネス瞑想は脳を変える血からがあるというエビデンスもあるので、僕はそれを信じて続けています。
だからこそストレスフルな職場でもまだ続けられていますし、上司にも怒りを出さなくてすんでいます。マインドフルネス瞑想は修行と同じように継続した分だけ効果が増加していくものなので、これから続けていくつもりです。
道具もお金も必要もないので気軽にできるところも良いところだと思っています。
私がストレス解消法を求めだしたのは、仕事のストレスが原因でした。
当時の私の仕事はいわゆる人事関連の仕事でした。
あらゆる部署の人間とのやりとりが必要なのはもちろんですが、それに加えて外部への営業活動、営業資料作成も行っていました。
営業と言っても、いろいろな会社や学校に出向いて、そこに優秀な人間がいないかの調査をするために、一度別商品や別サービスの営業を提案するといった形でした。
なので常に、私は営業職の人間と外部に出向き、仕事をしていました。
しかし、営業ついでに優秀な人材を探って来いと言われても実際そんな人が見つかるものではありません。
それでも営業職の人間と一緒に接待じみたことも行い、資料を作成し、社内の人間の機嫌を取る、という日々に疲れてしまいました。
それが原因で、仕事のことばかり考えてしまい、実際に動悸などを経験したこともありました。
休日でも、何をしていても仕事のことが頭から離れなくなってしまう、というのが本当にストレスになったのです。
そこで、「瞑想、マインドフルネスでストレスが軽減された」という旨のネット記事を拝見したときは飛びつきました。
瞑想のやり方自体は呼吸に注目して、それから意識が逸れたことに気づいたらまた意識を戻す、というシンプルなものでした。
いろいろなネット記事や本、論文などにも目を通してみて、これはよさそうだ、ということで実践しました。
最初の1か月程度は、ほとんど効果を感じませんでした。
一日10分の瞑想を2セットしか行っていなかったうえに、即効性があるものではない、というのは調べる中で知っていたので、その後の自分のストレスを減らすために、と続けました。
自分の中で明確に変化を感じたのは、瞑想を始めてから3か月たった時のことでした。
休日にふと、仕事のことを思い出さずに、趣味の音楽に没頭している自分に気づいたのです。
そういえば、と思い返してみると、最近は会社に行く前の動悸もないことにも気づきました。
自分が感じていたストレスや体の感覚が、明らかに良い方向に向かっていることに気づいたんです。
正直、現代のトレンドになっているとはいえ、ストレス解消法としての瞑想は胡散臭い、効果なさそう、と思う方も多いと思います。
実際、私もたまたま瞑想が合っていたというだけで、万人に効果があるものではないかもしれません。
しかし、ストレスに悩んでいる方が実践して、損するものではないことは確実だと思います。
お金がかからない、人にもおススメできるストレス解消法は、瞑想です!